禁煙のメリット
タバコをやめたその日から“よかった”を実感!
「長年タバコを吸っているから、今さら禁煙しても変わらない」と誤解していませんか?そんなことはありません。タバコをやめた時点から、さまざまな効果を実感できるかもしれません。
たとえば、タバコをやめた直後から、家族や周囲の人が受動喫煙を受けるリスクが大きく下がります。また、衣服や部屋、車にタバコのにおいがつくこともなくなり、周囲が不快に感じることもなくなります。タバコをやめて数日後には、味覚や嗅覚が鋭敏になり、食べ物をおいしく感じるようになることが報告されています1)。
そのほかにも、目覚めがさわやかになったり、肌の調子がよくなる、口臭がなくなるなど、日常生活の中で効果を実感できるといわれています1)。
報告された禁煙後の時間経過による変化とメリット(数時間~数日)
![禁煙後](/images/custom/benefit_img_1.png)
![禁煙後数時間 一酸化炭素レベルが非喫煙者と同じになる](/images/custom/benefit_img_2_1.png)
![禁煙後数日 味覚、嗅覚が鋭敏になる](/images/custom/benefit_img_2_2.png)
報告された禁煙後による日常生活の中で効果
![目覚めがさわやかになった](/images/custom/benefit_img_3_1.png)
![肌の調子がよくなった](/images/custom/benefit_img_3_2.png)
![衣服や部屋がタバコ臭くなくなった](/images/custom/benefit_img_3_3.png)
禁煙を続けて、健康な体を取り戻しましょう
禁煙を続けることができれば、タバコでダメージを受けた体も健康に近づいていくことでしょう。
禁煙を1ヶ月続けると、咳やたん、喘鳴などの呼吸器の症状が改善するといわれています。呼吸器の機能は禁煙の継続とともにさらに良くなっていき、1年後には、COPD患者さんの肺の機能に改善がみられたという報告もあります。
禁煙期間が2~4年もすれば、狭心症や心筋梗塞などの心臓の病気のリスクが、タバコを吸う人と比べて著しく低下したという報告があります。
10年を経過すると、がんのリスクも低下していくようです。10~15年経つと、咽頭がんのリスクが、タバコを吸う人と比べて60%も低下したという報告があります。また、10~19年で、肺がんのリスクが、タバコを吸う人と比べて70%も低下したという報告があります。さらに、20年で口腔がんのリスクが、タバコを吸わない人と同レベルになることが期待されます。
このように、禁煙の生活が長くなればなるほど、タバコを吸わない人と同じ健康状態に近づきます。禁煙が遅いということはありません。喫煙生活を見直してみましょう。
報告された禁煙後の時間経過による変化とメリット(数ヶ月~数年)
![禁煙後](/images/custom/benefit_img_1.png)
![1〜2ヶ月 慢性気管支炎の症状(咳、痰、喘鳴)が改善](/images/custom/benefit_img_4_1.png)
![1年 軽度・中度のCOPD患者で肺機能が改善](/images/custom/benefit_img_4_2.png)
![2〜4年 心臓の病気※のリスクが、タバコを吸い続ける人に比べて、かなり低下 ※狭心症や心筋梗塞といった冠動脈疾患](/images/custom/benefit_img_4_3.png)
![10〜15年 咽頭がんのリスクが、タバコを吸い続けている人より、60%も低下](/images/custom/benefit_img_4_4.png)
![10〜19年 肺がんのリスクが、タバコを吸い続けている人より、70%も低下](/images/custom/benefit_img_4_5.png)
![20年 喉頭がんのリスクが、タバコを吸わない人と同じに](/images/custom/benefit_img_4_6.png)